背景

UCM 6.0.3リリース以前は、UCM Web Accessのシングルサインオン機能を利用するために、ChromiumベースのブラウザにUSO Chrome Extensionをインストールする必要がありました。

現在、UCMのお客様はUSO Chrome Extension(Manifest V2)を使用しています。

* USO Chrome Extension (Manifest V2)をブラウザにインストールされているお客様は、Googleが今後Manifest V2拡張機能を順次無効化することを発表しておりますので、ご注意ください。

上記を踏まえ、USO Chrome Extension (Manifest V2)に依存しないようにUCMクライアントをアップグレードする必要があります。すべての必要な機能は、UCM Chrome Extension(Manifest V3)を使用して引き続き利用可能です。そのため、ユーザーは適宜アップグレードすることをお勧めします。

UCM Chrome Extension (Manifest V3)の特徴:

  • ChromiumベースのブラウザからUCM Web Accessを使用している場合に、UCMクライアントとのインタラクションを可能にします。
  • Chromiumベースのブラウザランチャーからのシングルサインオンを可能にします。

ソリューション

UCM 6.0.3以降、UCMではUSO Chrome Extensionが使用されなくなります。クライアント側での展開を簡素化するために、UCM Chrome Extension(Manifest V3)のみが使用されます。

サポートバージョン

  • UCM 6.0.5.0520-GA
  • UCM 6.0.4.0416-GA-E03
  • UCM 6.0.3.0319-GA-E12

既存ユーザーへのアップグレードのご提案:

  • CM 6.0.4をご利用の方は、UCM 6.0.4.0416-GA-E03または最新のUCMバージョンにアップグレードしてください。
  • UCM 6.0.3をご利用の方は、UCM 6.0.3.0319-GA-E12または最新のUCMバージョンにアップグレードしてください。
  • UCM 5.6.2をご利用の方は、UCM 5.6.2.6209-GA-E17-U04または最新のUCMバージョンにアップグレードしてください。
  • UCM 5.6.4をご利用の方は、UCM 5.6.4.6406-GA-U02または最新のUCMバージョンにアップグレードしてください。
  • UCM 5.6.8をご利用の方は、UCM 5.6.8.6807-GA-E16-U33または最新のUCMバージョンにアップグレードしてください。

注意: UCM 5.6.X(ただし、アップグレード可能なパッチパッケージが提供されているバージョン5.6.2、5.6.4、5.6.8を除く)のバージョンをご利用の場合、USO Chrome Extension Manifest V2のみがサポートされます。

 

よくある質問:

Q1. ChromiumベースのブラウザにUCM Chrome Extensionをインストールする方法を教えてください。

インストール方法は以下の通りです:

  1. Google Chrome ウェブストアにアクセスしてください。(URL:https://chrome.google.com/webstore)
  2. UCM Chrome Extension」を検索し、「Chromeに追加」をクリックしてください。

 

Q2. Chromiumベースのブラウザランチャーの設定方法を教えてください。

設定手順は以下の通りです:

UCMコンソールにログインし、Chromium-based Browser Launcherを作成し、必要項目を入力します:

  1. 「*サーバーホスト名またはIPアドレス」のフィールドに、対象リソースのIPアドレスを入力してください。
  2. 「*起動URL」のフィールドに、対象リソースの起動URLを入力してください(例:「/login.php」)。
  3. 関連する「*JavaScriptコード」フィールドに必要なコードを入力してください。サンプルコード ログイン用「*JavaScriptコード」を参考して下さい。

 

  • v1=this.document.getElementById(「user_login」);v1.value=userid;
  • v2=this.document.getElementById(「user_pass」);v2.value=oldpwd;
  • v3=this.document.getElementById(「submit」);v3.click();

「userid」 と 「oldpwd 」は、対応するクレデンシャルの 「ユーザーID」と 「パスワード」に変更してください。

注意事項 このランチャーを使用するには、UCM Connector Gatewayがサーバ側にインストールされていることを確認してください。

このランチャーに対応するコネクタのタイプは、Web Portal Connector with Chromeです。

 

 

Q3. UCMをアップデートしない場合、どのような影響がありますか?

USO Chrome ExtensionはManifest V2に依存しているため、そのサポートはGoogleがManifest V2エクステンションを無効にする日付に依存します。その後、UCM顧客がUCM Web Accessにログインしようとすると、UCMクライアントで「オフライン」の問題が発生します。

解決方法:

現在使用しているUCMのバージョンに利用可能なパッチパッケージがあるかどうかを確認する必要があります。利用可能なパッチパッケージがある場合は、そのパッチを使用してアップグレードを進めることができます。現在使用しているUCMバージョンに対応するパッチパッケージがない場合は、「実行バージョン」で指定したUCMバージョンにアップグレードする必要があります。